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令和元年6月 第二回定例会(一般質問)全文公開

執筆者の写真: ひきま 太一 後援会ひきま 太一 後援会

更新日:2020年4月24日


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◯20番(引間太一君) 皆様、おはようございます。新人の引間太一です。  まず、さきの選挙で市民の皆様から多くの支持を得て当選することができました。この場をかりて御礼申し上げます。  会派名はニューウェーブで、名前のとおり、新たな気持ちで仕事をさせていただきます。  これから質問する中にある所沢街道の改善については、多くの自治会からの請願、地域の方々の努力・承諾により実施されてきていて、細谷都議も長年にわたって進めてきた案件であります。  また、先日の川崎市登戸で起きた痛ましい殺傷事件では、通学途中の小学生が無差別に襲われ、幼い命が犠牲となってしまいました。被害に遭われた皆様には心から御冥福をお祈りいたします。  他市の事件だと軽く見ず、本市の通学路の安全はしっかりとされているのかと強く感じました。  今、話した案件など、市民の皆様の不安を解消できるよう、しっかりと行政の皆様と連携・調整・実行し、市民の皆様が安心して暮らせる東久留米市を目指していかなければならないと、強い使命感で仕事を行ってまいります。  それでは、早速、質問に参りたいと思います。  1、市行政について。  (1)所沢街道の改善について。  所沢街道は交通量が非常に多い道路であるが、一部歩道がない区間があり、歩行者・自転車利用者の安全確保の観点からも早期改善の要望が多く寄せられています。平成29年4月には、相互に協力し、事業の早期完成を図るため、ごみ対策課庁舎付近から東久留米南沢五丁目交差点までの約1.3キロメートルの歩道未整備区間に関し、東京都と歩道整備に関する基本協定を締結したとのことでありますが、協定における相互の役割と事業化に向けての進捗状況を伺います。  (2)市内通学路の安全について。  昨今、通学時の子どもたちの安全対策について盛んに報道がされているところであります。通学時の子どもたちの安全確保は重要な課題であると考えております。東久留米市においては、通学路の点検や地域における見守り、交通擁護員の配置、防犯カメラの設置等の取り組みを行っていると伺っていますが、市内通学路の安全確保について、その取り組みを改めてお伺いします。  (3)、1)市内公園の環境整備については、管理が行き届いていない面が見受けられるので、市内の公園施設の整備についてはどのように進められているか伺います。  2)市内には、市が管理する公園以外に、自然型公園として整備が進められた都立六仙公園があり、市民の憩いの場として利用されています。そこで、都立六仙公園の用地取得の状況について伺います。  (4)市のペーパーレス化について。  無駄なコストを削減するという考えから、ペーパーレス化を進めるべきだと考え、その中で文書管理システムの導入に向け検討を進めていると伺っております。その検討状況についてお伺いします。  2、教育行政について。  (1)小中学校の熱中症予防について。  先日、市内の小中学校で運動会が実施されていました。幸い、各学校ともさまざまな対策を重ね、熱中症による救急搬送はなかったと聞いておりますが、異常な暑さの中で、子どもたちの健康状態に大いに不安を感じたところであります。  昨年度は、列島各地で猛烈な暑さが続く中、学校現場においても児童や生徒が熱中症と見られる症状を訴え、病院に搬送される事例が相次いでいました。子どもは体温の調整機能が発達しておらず、熱中症になりやすいです。場合によっては炎天下での野外活動は原則中止するなど、適切な判断が必要だと感じます。  それを踏まえて、学校現場での熱中症予防について伺います。  以上、壇上での質問を終わりにいたします。御答弁をいただいた後、自席にて再質問させていただきます。

8◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。

9◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての1点目、所沢街道の改善についてお答えいたします。  初めに、都道東京所沢線(第4号)歩道整備事業に関する基本協定における相互の役割からお答えいたします。  本協定は、事業の円滑な推進を図るため、事業の施行に関する基本的事項を定めており、用地取得に関する業務を東久留米市が担い、構築に係る設計及び調査並びに工事に関する業務などを東京都が担うこととし、事業に要する費用は、原則、東京都が全額負担するものとなっております。  次に、事業化に向けての進捗状況についてお答えいたします。  東京都は昨年度末に航空測量を完了させ、今年度より、測量成果を踏まえ、道路線形の詳細な検討及び各種協議を行う予定であると伺ったところでございます。  以上でございます。

10◯議長(富田竜馬君) 教育部長。

11◯教育部長(森山義雄君) 2点目、市内通学路の安全についてでございます。  教育委員会では、通学路点検、地域による見守り及び交通擁護員の配置、防犯カメラ設置、また、平成30年度においては通学路における緊急合同点検を行うなど、通学路の安全確保について総合的に取り組みを進めております。  1つ目の通学路点検でございます。通学路の安全確保のため、道路管理者、管轄警察署、小学校関係者、保護者等が合同して通学路点検を実施しております。点検結果につきましては、教育委員会、管轄警察署、道路管理者との間で情報を共有した上で対策案をまとめ、内容に応じて所管に対策を講じるよう依頼しております。  2つ目の地域による見守り及び交通擁護員の配置でございます。通学路における見守り体制については、市内全小学校において、保護者、町会及び自治会、地区青少協、シニアクラブ、いずれかの団体により、横断歩道など各学校で安全確保が必要と考えられる箇所を中心に見守り活動が行われております。また、各校で実施している通学路点検の結果を踏まえ、学校及び学務課からの依頼により、警察によるパトロールが強化されている場所もございます。加えて、交通安全の観点となりますが、交通擁護員の配置も行っており、学校、保護者、地域、警察、そして教育委員会が一体となり、子どもたちの安全を確保するように努めております。  3つ目の防犯カメラ設置の取り組みについてでございます。市では、東京都補助も活用し、平成28年度から30年度までに小学校1校当たり5台、計65台の防犯カメラを設置してまいりました。  また、昨年度におきましては、新潟県で起きた児童の下校中の痛ましい事件等を背景に、平成30年8月、東京都を通じて国からの通知もあり、平成30年9月末までの間に、国が定めた通学路における緊急合同点検等実施要領に沿って、防犯上の観点から関係機関とともに通学路の緊急合同点検を実施しました。  緊急合同点検は、各学校において見守る目が十分ではない場所もしくは環境整備が十分でない場所で、防犯上の観点から特に危険性があり、早急な対策が必要となる場所を抽出した上で行い、点検箇所は市内全域で44カ所となりました。全ての点検箇所について対策案を作成することとなっており、ボランティアによる見守り活動の強化、防犯パトロールの強化などの対策案に加え、8カ所に防犯カメラを設置する案とし、今年度におきましてその設置を進めていくものでございます。  以上でございます。

12◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。

13◯環境安全部長(下川尚孝君) 次に、市行政についての3点目、市内公園の環境整備につきましてお答えいたします。  本市では、平成28年3月に公園施設における計画的な維持管理の方針を明確にし、施設ごとの管理方針、更新作業の予定時期、内容、さらに費用面におきましても毎年度の平準化を図り、公園施設の長寿命化計画の策定を行いました。  今年度におきましても、本計画に基づき、老朽化する遊具などの設備の更新を順次行っているところでございます。  また、本計画以外の公園施設につきましては、毎年度の予算の範囲の中で、必要に応じて使用禁止の措置や修繕等の対応を図っているところでございます。  次に、都立六仙公園につきましては、平成30年度末現在の公共用地を除いた用地取得率は約65%で、取得面積は約7.9ヘクタールの買収が完了していると東京都より伺っております。  担当部署といたしましては、今後とも、市民の皆様、市議会の皆様からいただいております公園施設に関する整備、また、第八小学校跡地の売却について、東京都と協議を図ってまいります。  以上でございます。

14◯議長(富田竜馬君) 総務部長。

15◯総務部長(佐々木弘治君) 続いて、(4)市のペーパーレス化についてでございます。  文書管理システム導入に向けた検討状況でございますが、文書管理システムは、さまざまなシステム事業者にて構築がされ、多くの自治体にて導入がされていることから、既に数社のシステムについてデモンストレーションによる確認やパンフレット等による情報収集をしてございます。また、システムを既に導入している多摩地域の他自治体にお伺いし、担当者からヒアリングを行い、実際稼働しているシステムの状況等の確認をしてきてございます。  今後も、システム事業者への確認や導入自治体へのヒアリング等をしながら課題等の整理を進め、財政健全経営計画実行プランの次期改訂時に導入に向けたスケジュール等をお示しできるよう進めていきたいと考えてございます。  以上でございます。

16◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。

17◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政について、(1)小中学校の熱中症予防についての御質問にお答えします。  昨年度は、全国各地で異常な高温のために、学校だけではなく、さまざまな場面で熱中症による救急搬送など重大な事態が相次ぎました。  教育委員会としましては、5月8日の定例校長会において、学校における体育活動中の事故防止について各学校に周知を図りました。今後、一層熱中症の可能性が高まる季節となります。外気温ばかりでなく、暑さ指数も活用すること、十分に対策をとりながら教育活動を進めることの重要性をこれからも指導してまいります。  以上でございます。

18◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

19◯20番(引間太一君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。  まずは、所沢街道の改善についての質問です。用地取得に関する業務は市が担うとのことでありますが、用地取得に関する業務はいつごろ開始されるのか伺います。

20◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。

21◯道路計画課長(武内浩司君) 東京都では、道路線形の検討を進め、各種協議が調った後、現地測量を行う前に事業概要及び測量説明会の開催を予定しており、その中で、市が担う用地取得も含めた今後のスケジュール等についても御説明していくとのことであります。  引き続き、円滑に事業が進められるよう東京都と市が相互に連携・協力し、早期に事業化が図れるよう鋭意努めてまいります。  以上でございます。

22◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

23◯20番(引間太一君) 私もできる限り協力してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に、市内通学路の安全について質問です。通学路の安全確保について、全体的な取り組みについてお話を伺いました。先ほど質問した所沢街道の改善については、道路の拡幅整備について質問をしたところでありますが、所沢街道の拡幅が行われていない箇所において、通学路の指定状況やその安全対策についてお聞きしたいです。

24◯議長(富田竜馬君) 学務課長。

25◯学務課長(白土和巳君) 所沢街道のうち、拡幅が行われていない箇所についての通学路の指定状況でございます。  所沢街道の未事業区間、五小通りの交差点からごみ対策課庁舎までの間で通学路の指定がされておりますのは、五小通り交差点より、中央町四丁目と五丁目の境にございます建材店の前までの区間でございます。  こちらを通学路指定している第五小学校及びその保護者からは、この区間における通学路点検の実施要望等はございませんが、グリーンベルトの設置も行い、児童の通学時の安全確保に努めているところでございます。  また、学校側においても、所沢街道を避けたルートで通学を指導するなどの工夫を行い、ほとんどの児童が所沢街道を経由せず、六仙通りに迂回して通学をしているとのことでございます。  以上でございます。

26◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

27◯20番(引間太一君) 市の通学路の安全確保についての取り組みについては了解いたしました。  要望ですが、子どもたちの安全のためにも、引き続き御努力をいただきたいと思います。  次に、市内公園の環境整備について質問です。今回、弥生地区の公園・緑地において管理が行き届いていない面が見受けられましたが、対応について伺います。

28◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。

29◯環境政策課長(岩澤純二君) 公園施設の日常点検につきましては、市の担当者または市が委託する事業者は、原則1カ月に1回、目視による施設の異常の有無を確認しております。弥生地区につきましては、部長答弁でもありましたように、本市公園施設長寿命化計画に基づき、昨年度更新した遊具等もございます。議員御指摘の弥生地区を含めて、本計画以外の施設等については、老朽化、危険などの状況に対して、使用禁止の措置や修繕等の対応を図っているところでございます。  以上でございます。

30◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

31◯20番(引間太一君) たまたま私が市内を回った際なんですが、幼い子どもを連れた家族が公園では遊ばず、公園のそばの道路で子どもを遊ばせていたのを見て、とても危険だなと思いました。公園で伸び伸びと遊ばせてあげられる環境づくりを一緒につくっていきたいと考えていますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に、市のペーパーレス化について質問いたします。他自治体に伺い、状況を確認する中、文書管理システム導入自治体におけるペーパーレス化の効果はどうであったか伺います。  また、本市においてもかなりの紙の量が使用されていると考えますが、状況はどうなのかも、もしわかれば伺います。

32◯議長(富田竜馬君) 総務課長。

33◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システムにおけます御質問でございます。  まず、文書管理システム導入自治体におけますペーパーレス化の状況ということでございますが、各自治体のシステムの導入における運用の違いというものがあるものの、ヒアリングを行った自治体の中では公文書の電子化により約2割の効果があったというふうに聞いてございます。  また、本市におきましても、現在、公文書は紙による保存ということでございますから、一定の使用量になっているというようなところでございますが、文書管理システム導入によるペーパーレス化につきましては他自治体と同様の効果はあるというふうに考えてございます。  以上でございます。

34◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

35◯20番(引間太一君) 文書管理システムを導入することにより、ペーパーレス化に一定の効果があると理解いたしました。では、その他このシステムを導入する効果は何と考えておりますか、伺います。

36◯議長(富田竜馬君) 総務課長。

37◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システム導入における効果についてでございます。  国におきましても、公文書改ざん問題を受け、監視体制の強化や公文書改ざん、誤廃棄等を防止するためのシステム化に向けた考えというのを示してございます。  このような中、本市におきましても、国の考えのほか、省スペース化の推進、文書保管方法の改善、公文書の改ざん防止など、より適正な公文書管理を図るとともに、保存文書の検索時間の短縮あるいは公文書の入れかえ時間の短縮など職員の事務負担の軽減にも効果があるというふうに考えてございます。また、現在、国が進めてございます働き方改革にもつながるものというふうに考えてございます。  以上でございます。

38◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

39◯20番(引間太一君) かなり多岐にわたって効果があると理解いたしました。ペーパーレス化を進めていくべきだとの考えから、文書管理システム導入により紙の削減効果の調査実施を要望いたします。

40◯議長(富田竜馬君) 総務課長。

41◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システム導入におけます紙の削減効果ということでございます。  この文書管理システム導入後におきましては、担当部としましては速やかに調査していく方向で考えていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。

42◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

43◯20番(引間太一君) ありがとうございます。  次に、小中学校の熱中症予防について質問いたします。熱中症対策について対策を進めていることがわかりました。ちなみに、先日の運動会ではどのような対策がとられていたのか、具体的な事例をお伺いいたします。

44◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。

45◯教育部参事(椿田克之君) 運動会での熱中症対策の事例についての御質問にお答えいたします。  今年度、まず5月25日、市内小学校5校で運動会がありました。また、6月1日には中学校7校において運動会が開催されました。運動会では、日ごろ汗拭きタオルを持参するようにという指導をしておりますが、今年度は新たに水で濡らしたタオル、そちらを用意するように指示をしまして、それを首に巻くという指導。また、体育用の帽子もあるんですけれども、それ以外に周りにつばの広い帽子を持参して、帽子をかぶって観戦する。また、朝から教室の冷房をつけて冷やしておいて、運動会の途中で15分間の休憩をとって、冷房のきいた部屋に入って過ごすという対策を行っておりました。また、ふだん水筒を持参しているんですけれども、中身はお茶か水という学校が多いんですが、今回、運動会に関しましては、その水筒の中身をスポーツドリンクなど、児童や生徒の体調に応じたもの、そちらを家庭で判断していただいて持参してよいという取り組み。またさらに、児童・生徒、熱中すると、運動会が白熱すると水分補給するのを忘れてしまうということもありますので、放送で指示をして、「全員で水分補給しましょう」という放送をして運動会を行ったという活動もございました。  以上でございます。

46◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

47◯20番(引間太一君) ありがとうございます。  昨年度、本市の小中学校で熱中症のために救急搬送された事例はあるのか、また東京都全体ではどうか、件数を伺います。

48◯議長(富田竜馬君) 学務課長。

49◯学務課長(白土和巳君) 熱中症による救急搬送についてお答えいたします。  本市の小中学校におきましては、搬送時点での診断が確定的ではないことから、熱中症に限った件数の集計はございませんが、平成30年度におきましては、学校より合計22件の救急搬送の報告がございました。  東京都内全域の数値となりますが、東京消防庁の発生場所別救急搬送人員の集計──これは平成30年6月から9月の間の集計となりますが──によりますと、小学生年代である6~12歳で学校・児童施設等から熱中症で搬送された人数は78人、また、中学生年代である13~15歳で学校・児童施設等から熱中症で搬送された人数は100人とのことでございます。  以上でございます。

50◯議長(富田竜馬君) 引間議員。

51◯20番(引間太一君) ことしも猛暑が予想されます。子どもたちの命を守ることができるのも私たちのこれからの仕事にかかってくると思います。今まで聞いた対策はとてもいいと思いますが、さらに必要な対策はないか常に考えながら、子どもたちの安全のために一緒に努力していけたらと思います。  質問は以上です。ありがとうございました。

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